旅路ニ季節ガ燃エ落チル / eastern youth

旅路ニ季節ガ燃エ落チル / eastern youth

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1998年6月21日に発売された、eastern youthのオリジナルアルバムです。
バンド通算6枚目で、メジャーレーベルからは初のリリースとなる作品です。
パンク由来の突っ込み気味のビートとオルタナやグランジを通過したギターサウンドに、漢語や近代詩風の表現を取り入れたボーカルというスタイルをベースに、スリーピースとは思えない表現の幅広さも感じられる作品で、テンションの高さと郷愁を誘うように憧憬が浮かぶ世界観が渾然一体となって胸の奥底に浸透する朱玉の全10曲が収録されています。
戦前に描かれたという佐伯祐三氏の「立てる自画像」の一部を用いたジャケットが収録された楽曲・サウンドと共に神懸かっていて、他には考えられない見事な組み合わせとなっています。
歌詞カードは右綴じ・縦書きとなっていて文学的な歌詞とマッチしています。
アートディレクションとデザインは石川兄貴氏、表紙は佐伯祐三氏、写真は菊池茂夫氏とバンドのボーカル・ギターでもある吉野寿氏によるものです。

Tracklist

01. 夏の日の午後
02. 男子畢生危機一髪
03. 泥濘に住む男
04. 青すぎる空
05. 淡い影
06. 徒手空拳
07. 何処吹く風
08. 足音
09. 寄る辺ない旅
10. 歌は夜空に消えてゆく

Design Credit

アートディレクション、デザイン:石川兄貴
表紙:佐伯祐三「立てる自画像」(部分) 1924年 油彩、カンヴァス 80.5x54.8(cm)
大阪市立近代美術館(仮称)建設準備室 所蔵
写真:菊池茂夫 (D.T.K Pictures) 吉野寿