Where I Go When I Am Sleeping / CASEY

Where I Go When I Am Sleeping / CASEY

https://linkin.bio/caseytheband/

018年3月16日に発売された、イギリス出身のメロディックハードコアバンド CASEYのオリジナルアルバムです。
レコード形態でのリリースもありますが、所有しているのはRISE RECORDSプレスとなるCD盤です。
バンド通算2枚目となるアルバムで、ボーカルのTom Weaver氏が抱える身体的・精神的な苦悩が赤裸々に描かれており、アルバム全体に重く深いテーマが一貫して流れています。タイトルが示す通り、「眠っているときに行く場所」とは、夢や死、逃避、そして無意識といった曖昧で不安定な場所を指しており、その世界観を囁くようなクリーンボーカルと鋭いスクリームの対比で、聴き手の感情に強く訴えかけています。
またポストハードコアを軸にしながらも前作より更にアンビエントやポストロックの要素を取り入れた音作りが特徴で、静寂と爆発的なエモーションが交錯するダイナミックな構成とエフェクトを多用したギターや空間的な音作りが、まるで夢の中を漂うかのような没入感を生み出し、聴く者を深い内面の旅へと誘なっていて、単なるエモや激情系といった枠に収まらない、非常にパーソナルで芸術性の高い作品です。
ジャケットは、深いグリーンに浮かび上がるように、レッドとブラックのラインで構成された錯綜した構造物が描かれダークで不穏な雰囲気をまといながらも、どこか幻想的な美しさを感じさせるデザインとなっています。
神経網や蜘蛛の巣のような有機的なものや、同時に都市の鉄骨構造や抽象的なデータビジュアライゼーションにも見えるオブジェクトが情熱を連想させる赤で鋭く浮かび上がることで、痛みや緊張感、内側から滲み出る怒りや苦悩・葛藤を感じさせます。
デジパック仕様で、盤面やバックカバー・見開き内側も深いグリーンxレッドの配色で統一されたパッケージングとなっています。
カバーアートとフォトグラフィーはMARTYNA WISNIEWSKA氏、レイアウトとデザインはDANIEL OWEN氏によるものです。

Tracklist

01. Making Weight
02. Wavering
03. Phosphenes
04. &
05. Fluorescents
06. Flowers By The Bed
07. Needlework
08. Morphine
09. Bruise
10. The Funeral
11. Where I Go When I Am Sleeping
12. Wound

Design Credit

COVER ART & PHOTOGRAPHY BY MARTYNA WISNIEWSKA
GINGERDOPE.TUMBLR.COM

LAYOUT & DESIGN BY DANIEL OWEN
NEMESISDESIGN.MYPORTFOLIO.COM