Somewhere at the Bottom of the River Between Vega and Altair / La Dispute

Somewhere at the Bottom of the River Between Vega and Altair / La Dispute

https://ladispute.org/

2008年11月11日に発売された、アメリカ・ミシガン州のポストハードコアバンド La Disputeのオリジナルアルバムです。
LPや10周年記念盤のリリースもありますが、所有しているのはオリジナルリリースのCD盤です。
ハードコアの熱量と変態的なプログレッシブ感、煽情的なダンサンブル感も併せ持ちながらもクールかつメランコリックにまとめるその手腕とセンスに脱帽せざるを得ない作品で、絶叫とスポークンワードを巧みに使い分けるボーカリストの圧倒的な表現力と高い次元での各楽器の駆け引きやセンスと聞きどころ満載です。
直訳すると「ベガとアルタイルの間の川底の何処か」となるタイトルで、中国の神話「牛郎織女」をテーマにした作品ということですが、個人的な内面が色濃く現れた世界観も注目です。
ジャケットは手描きのタッチがエモい船のアートワークで、裏面には折れたボートオールが描かれており意味深で内省的な世界観を視覚化したようなものになっています。
三つ折りの紙ジャケットの内側までカバーと同じテイストでアートワークが描かれており、別紙で付属する歌詞カードにも拘りを感じられるレイアウトや細かなイラストが施されています。
アートワークはNick Satinover氏、レイアウトはバンドのベーシストでもあるAdam Vass氏によるものです。

Tracklist

01. Such Small Hands
02. Said The King To The River
03. New Storms For Older Lovers
04. Damaged Goods
05. Fall Down, Never Get Back Up Again
06. Bury Your Flame
07. Last Blues For Bloody Knuckles
08. The Castle Builders
09. Andria
10. Then Again, Maybe You Were Right
11. Sad Prayers For Guilty Bodies
12. The Last Lost Continent
13. Nobody, Not Even The Rain

Design Credit

Artwork by Nick Satinover - www.redheadpress.net
Layout by Adam Vass